山・滝・湖!ダイナミックな王滝の大自然!自然の神秘を体験して心身ともにリフレッシュ

標高3,067m、日本屈指の霊峰「御嶽山」のふもとにある王滝村。
自然の力で生まれ存在し続ける大地のエネルギーに触れて、心身ともにリフレッシュ。
王滝の深い森林をぐるっと通り抜けながら、山・滝・湖で自然の豊かさを体験する一日を過ごしてみました。

王滝村エリア

王滝川と御嶽湖に沿い、御嶽山のふもとにある王滝村。長野県の南西部に位置しています。車は通行できませんが西側は岐阜県(中津川市・下呂市)に接しています。 王滝村の中心地の標高は920m~940mで県下でも屈指の山間高地。豊富な森林と水に恵まれています。夏は天然の涼を求めて、秋は壮大な紅葉を楽しむ、多くの人で賑わいます。

清滝と新滝

流れ落ちる滝の水は強力なエネルギーを生み出す

伊那ICから車で約1時間10分。中津川ICからは約1時間30分。王滝村の中心部を過ぎると、御嶽山へ向けて、カーブが連なる道のりが続きます。途中3合目に位置する場所に清滝と新滝が現れます。

昔、御嶽山に登るためにはこの滝で心身を清めることが必要とされていました。今でも御嶽山を信仰する行者が修行のために訪れる滝。一般の方でも滝行体験する姿が見られます。

清滝と新滝は「直瀑(ちょくばく)」と言われる滝口から垂直に一気に落下するダイナミックな滝。目の前に落ちる大迫力は圧巻!轟音と水しぶきから強いエネルギーを感じます。

滝を囲う深い森林は季節によって美しく変化し、この景色を楽しみに何度も訪れる人もいます。

深い森を背景に正面から見ることができる清滝

新滝の下流にある清滝。御嶽山に登る前に100日籠り、滝行で身を清めた場所と言われています。現在も滝の隣に更衣室があり滝行に訪れる人が絶えません。真冬には氷柱が出現し、幻想的な光景が見られます。

滝までの道のりは階段が続きます。一部、傾斜がありますが、整備されているので安心です。
滝の水が穏やかに流れる様子を横に階段を登ります。ひんやりした空気が快適です。
清滝不動明王、清滝弁財天が祀られています。滝の前に橋が架かっていて、正面から滝を見ることができます。
滝の真横まで靴のまま行くことが可能。迫力ある水しぶきを浴び自然の力強さを体感します。

流れ落ちる滝の裏側も見ることができる新滝

裏側からも滝を見ることのできる新滝は「裏見滝」とも呼ばれています。滝行に訪れた信者は裏のくぼみの中に籠り修行を行っていたと言われています。垂直に落ちる滝は冬になると繊細な氷柱が出現します。

新滝不動明王、八大龍王が祀られている新滝。坂道から始まり、途中から階段を進みます。
滝の裏側に入ることができます。裏側から聞く轟音は滝が迫る感覚!足元が滑りやすいので慎重に進みます。
高さ30mから真っ直ぐに落ちる滝は洗練さがあります。全身で滝壺からの水しぶきを浴びます。
陽の当たる位置で滝の印象が変わります。変わりやすい山の天気の影響で滝の印象も変化。

御嶽スキー場

日本が誇る霊峰御嶽山を背負うスキー場

伊那IC、中津川ICからは車で約2時間、「御嶽山」を背負う国内屈指のスキー場です。1961年のオープンから62年目を迎えた御嶽スキー場。新しいスキー場の在り方として、ゲレンデをオフロードバイクのコースに整備。王滝村に新しいアクティビティが登場!グリーンシーズンのスキー場に訪れてみませんか?

オフロードバイクでゲレンデを駆け抜ける

夏季のスキー場休業期間を利用して、御嶽スキー場と老舗オートバイウエアメーカーのクシタニと共に、オフロードパークを整備し、「ONTAKE EXPRORER PARK」をオープン。標高2000mあたりに位置する広大な敷地に14本のコース。初心者でも楽しめるコースもあります。

スキー場内でテントや車中泊が可能なキャンプエリア「CAMP ONTAKE」からは満点の星空を見ることができます。標高2014mにある「雲の上エリア」は日本一標高が高いキャンプサイト。天候に恵まれた時には雲海を見ることも!スキー場の営業時間外に昇る朝日や沈む夕日を見られるのは御嶽スキー場ならでは。

スキー場内に宿泊施設!日帰り入浴もできます

御嶽スキー場内のホテル「ロッジ三笠」がリニューアルオープン!ロッジ三笠は宿泊はもちろん、日帰り入浴もできる「三笠の湯」も営業。登山前の宿泊に、登山の疲れを癒す方や、各地からツーリングを楽しむ皆さんからも好評です。

KUSHITANI CAFEのメニューをキッチンカーで

フィールド内に「KUSHITANI CAFE」のキッチンカー!ツーリングのリフレッシュに、ドライブの目的地としても、山の空気を感じながらゆっくり過ごせる場所。こだわりのマシンで淹れたカフェメニューも豊富に揃っています。

KUSHITANI CAFEのホットドックは人気のメニュー。豚の旨味が詰まった生のソーセージはスパイスも効いていてそのままでもおいしく頂けます。ハニー粒マスタードやチリソースと合わせると、もっと食べたくなる美味しさ!

人気のLaLaカレーも味わえる

遠方から通うファンも多い「LaLaカレーオンタケ」がKUSHITANI CAFEとコラボ。本格的なスリランカカレーをこのキッチンカーでいただけます。

いくつものスパイスの味を次々と感じ、あとを引く美味しさ。スリランカカレーの特徴でもあるさらっとした軽い口当たりが食べやすい。

レモンの酸味とすっきりした喉越しの、KUSHITANI CAFEのオンタケソーダとの相性も抜群!
御嶽山2合目に店舗を持つLaLaカレーオンタケ。営業日は公式ホームページをご確認ください。
スキーシーズンはスキー場でLaLaカレーをいただけます。

自然湖

自然の力で生まれた自然湖

伊那ICから車で約1時間30分、中津川ICからは車で約2時間。王滝トンネル手前に自然湖はあります。

1984年9月14日、長野県西部地震。御嶽山の崩壊により大規模な土石流が発生し、王滝川の流れを堰き止めました。流れ込んだ土石流によって王滝川の水位が上がり、自然湖が形成されました。

この場所は地震前、王滝川が流れる山深い渓谷でした。地震の土石流の影響で水位が20mも上昇した場所もあり、多くの木曽ひのきが水没してしまいました。水没していない木々が今は「立ち枯れの木」と言われ、水面に神秘的な雰囲気が漂う湖の景色になっています。

長野県西部地震から40年、御嶽山噴火から10年の節目の年

自然の力で生まれた自然湖。年月が経ち景色も変化し、立ち枯れの木は少なくなっています。自然災害で生まれた歴史を目の当たりにし、自然の力強さを知ることができます。

自然湖の中をカヌーで森林浴

神秘的な雰囲気が漂う自然湖をより体感できるのが「自然湖ネイチャーカヌーツアー」。ツアーに参加した人にしか見ることができない絶景をぜひ味わってみてください。4月下旬から11月中旬までの期間、4歳から参加可能。カヌー初体験の方も安心して乗ることができます。

流れがほぼ無い自然湖の穏やかな湖面に浮かぶ、癒しの時間。湖の上をゆっくり進み、緩やかなカーブに差し掛かると新しい景色が見えてきます。徐々に深い森林に囲まれ、空気が澄んで涼しくなるのを体感。野鳥の鳴き声が谷に響き、まさに神秘の世界。人の手が加わっていない自然湖だからこそ味わえる壮大な体験ができます。

湖面が鏡のように映る立ち枯れの木。自然湖の穏やかさを象徴しています。
自然湖のシンボルでもある立ち枯れの木の間もカヌーで進むことができます。
変わりやすい山の天気。空から雨が落ちてくる様子も、眺めていたいほど。雨粒が乗った木々はきらきらと光って見えます。
カヌーに乗っているとき、湖の脇にトンネルを発見。今は使われていないトンネルですが、歩いて見に行くことができます。整備された場所ではないので草木が生い茂っています。朽ちた木や石など足元には十分に注意してください。また、野生動物の出没や落石・倒木にも気を付けてください。

おわりに
全身を使ってダイナミックな体験ができる王滝の大自然。
迫力ある滝の水しぶきを浴びる、変わりやすい山の天気を目の当たりにする、穏やかな湖面に浮かび野鳥のさえずりを聴く、自然体験がたくさん詰まっている王滝村は日常への活力を与えてくれます。
歴史とともに現在につながる王滝村の自然。自然と人間が共生し健やかに暮らしていくために、日常生活でできることも考えていきたいですね。
季節の移り変わりとともに変わる美しい王滝の大自然を体験してみませんか?

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